300円の値打ち:御寺泉涌寺の御座所 - わくわくドキドキくまのあな

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300円の値打ち:御寺泉涌寺の御座所

半券

泉涌寺の拝観料が500円。
その仏堂や舎利殿の奥にある本坊・御座所へ入るのにさらに300円が必要です。

御座所(ござしょ)の意味がわからなくて
わからないうちは、300円を失礼なと思いました。
仏堂、舎利殿は靴を履いたまま拝観するところで、
その中は失礼ながらおなじ500円なら東寺の講堂のほうが圧巻でしたし。

御座所300円は履物を脱いで拝観するところです。
300円をなめてはいけません。御座所がすごかった。
御座所に入らねば泉涌寺へきた意味がありません。

泉涌寺は皇室の菩提寺なので、
京都へ陛下や宮様がたちよられた際には必ずおこしになり
黎明殿で代々のご先祖様にお参りをなさいます。

こられたときの控えの館が御座所で、
御所から移築してきた建物です。
陛下のお部屋が玉座で、
お留守のときには庶民も見学させていただけるのです。

移築時に新しくしたのは釘かくしくらいのもので
殆どが御所にあったのと同じものを使っています。
襖絵、屏風絵など骨董品のオンパレードで
本気で作者を探せば国宝になってしまって取扱いに不自由するから
鑑定にださずに作者不詳で通しているのだそうですよ。

従者の部屋近くの襖絵(唐絵)がだまし絵になっていました。
自分で屋内を一周したあとで
どうしてだかわからないけれど、お坊様じきじきに案内してくださったので
勝手に見学する10倍くらいありがたさが伝わりました。

勅使門

それから勅使門。
舎利殿真裏のこの門は陛下しかくぐれません。
だからほぼ開かずの門です。

陛下以外の高貴なお方は、隣りの門をご使用になり
私たち下々のものは御座所に併設された本坊の勝手口から出入りします。

陛下は民衆の前では靴を脱いだ姿はお見せにならないので
勅使門の前に車を止められて、靴のままカゴに移り
カゴで門をくぐって御座所の車寄せまでおいでになります

屋敷の中まで白布を敷いて靴で上がられ
庶民の目が届かないところに入って、初めて靴をお脱ぎになったそうです。

そのような勅使門ですが、
泉涌寺で結婚式をあげる新郎新婦だけ
勅使門をくぐれるのだそうです。近代化です。

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あいうえだぁ(奈良在住)

Author:あいうえだぁ(奈良在住)
経験値アップが人生の大きな柱。珍しいものがあると聞けば飛んでいきたくなり、普通の人は見過ごすようなものが気になるチャレンジャー女子です。

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